安田浩一「ネットと愛国」読了
ツイッターで知って読んでみた。まずは「在特会」というのが全くわからなかったが、ようやく「在日特権を許さない市民の会」の略であることを理解した。
それとともに去年の8月にあった「反フジテレビ」のデモのこともようやく背景を理解した。あのデモの時になんであんなに日章旗が林立していたのかよくわからなかったのだ。
読んでみて、素直な感想は、毎金曜に首相官邸前で抗議行動を続ける反原発運動の参加者と、在特会に参加して罵声を上げる人たちの心情は、それほど離れてはいないのではないかということ。組織性を持たずに、ネットを通じての拡大という面では、双方同じような展開をしている。そしてその先にある目標が今一つはっきり描かれていないという面でも。
ついでに言えば、橋下大阪市長率いる日本維新の会への注目度も、同じ流れの中にあるような気さえする。
今のままではいけない、何かを変えなければいけない、という思いが、様々な形になって流れていく先を国民が探しているのではないか。
著者の「在特会は『生まれた』のではない。私たちが『産み落とした』のだ。」という一文が、胸に刺さる。なかなか難しい時代に入っているという感がする。
それとともに去年の8月にあった「反フジテレビ」のデモのこともようやく背景を理解した。あのデモの時になんであんなに日章旗が林立していたのかよくわからなかったのだ。
読んでみて、素直な感想は、毎金曜に首相官邸前で抗議行動を続ける反原発運動の参加者と、在特会に参加して罵声を上げる人たちの心情は、それほど離れてはいないのではないかということ。組織性を持たずに、ネットを通じての拡大という面では、双方同じような展開をしている。そしてその先にある目標が今一つはっきり描かれていないという面でも。
ついでに言えば、橋下大阪市長率いる日本維新の会への注目度も、同じ流れの中にあるような気さえする。
今のままではいけない、何かを変えなければいけない、という思いが、様々な形になって流れていく先を国民が探しているのではないか。
著者の「在特会は『生まれた』のではない。私たちが『産み落とした』のだ。」という一文が、胸に刺さる。なかなか難しい時代に入っているという感がする。
by kurijin-nichijo
| 2012-09-13 16:43
| 時事