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栗栖増人来兵衛日乗

いろいろやりすぎて収拾のつかない栗栖増人来兵衛の好き勝手な日記
走るために生まれた BORN TO RUN/№2
走るために生まれた BORN TO RUN/№2_e0181546_10405459.jpg本来はタラウマラ族の人たちと現代人の「駆けっこ」に興味があって読んだんだけれど、読み進む中でそれ以上に興味を惹かれたのが本の題名に関すること。「走るために生まれた」の主語が人類であり、二足歩行の起源に関する魅力的な仮説が述べられていることだ。

ユタ大学の学生がウサギの解剖をしていて、奇妙なことに気付く。哺乳類の腹筋は強固なものに繋がる必要があるため、例外なく腰椎に根を下ろしている。だがウサギは横隔膜にくっついている。何故か。

武器を持たないウサギが捕食動物から逃れるためにはにが必要か。初めはスピードに関連しているのではと考えを進めるが、スピードをもたらす要因は他の猛獣と共有しているため、違いを見出せない。では観点を変えて、どうしたらスピードが落ちるのか、という方向から考え直す。その一番の方法は呼吸を妨げることだということに辿り着いた。

つまりはウサギはその身体の構造により、800mほどしか維持できないけれども72km強のトップスピードでで走れる。クーガー、コヨーテ、キツネはもっと長く走れるが時速は64km程度。このスピード差を活用して、追撃から逃れて安全な場所に逃げ込むことが可能になる。

とすると、哺乳類の身体で大事なのは空気を取り込むこと。それが人間の身体のあり方を決めたのではないか。二足歩行を始めたのは呼吸をするため、喉を開け、胸を膨らませ、地球上のどの生き物よりも上手に空気を吸うためなのではないか。

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いやいや力不足です。最終的に書きたいことの1/3もいかないところで、終わります。かなり要約したつもりでも、こんなに長くなってしまいました。この分だとメインの所が短くなってしまうかも知れませんが、とりあえず続きます。
by kurijin-nichijo | 2011-11-15 11:30 | 歩行術・古武道
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