栗栖増人来兵衛日乗

いろいろやりすぎて収拾のつかない栗栖増人来兵衛の好き勝手な日記
カテゴリ:歩行術・古武道( 17 )
半身動作研究会「歩くと走る」
e0181546_1094984.jpg昨晩は中島先生の半身動作研究会「歩くと走る」に参加。講座自体はいろいろな切り口から開かれていて、それぞれ興味はあるのだが、諸事情で今は「歩き」に関連する講座を月一回は受講するようにしている。

初めは甲野善紀先生の本等で筋トレではない本来の身体の使い方への興味から入った。甲野先生の講座にも一度参加したものの、その動きの凄さしかわからない。自分にも理解できるアプローチを探して別な講座にも参加したりしていたけど、mixi繋がりで中島先生に辿り着いた。

私の主目的が「歩きを極める」なので、講座で学んだことなどを反芻しながら、日頃歩いてはいるのだが、なかなか身に着かない。長年の癖でどうしても特に右膝が内側に入る。その原因としては足の親指側で蹴り出して歩く癖がどうしても抜けない。

その辺りは少しはましになってきたかなとは思うが、そうしないように気をつけてはいるのものの、足で蹴り出す癖から逃げられない。昨日もゆっくり走りをしていたら右のアキレス腱が張ってきた。蹴っている証拠。

他の参加者からの流れで姿見を使った。合間にその前に立ってみたら、右肩に比べ左肩が上がっている。高校に入って陸上部の最初の練習の時に先輩にも指摘されたことがある。50年以上の付き合いなのかもしれない。

中島先生に聞いてみたら、重心が右に偏ってるのかもしれないとのこと。振り返ると、全てというわけではないけれど、右膝やみぎアキレス腱に問題が生ずることが多い。気持ち左側に重心を寄せて動いてみたら、という指摘を受けてやってみたら、それだけで随分と動きがスムーズになった。指摘された直後は効果的だけど、しばらく経つと戻ってしまう、ということもよくあるので一概には言えないけれど、しばらく意識をそこに向けて試してみます。

半身動作研究会の「技あり」ブログ
http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/blog/
[PR]
by kurijin-nichijo | 2012-10-18 10:38 | 歩行術・古武道
「骨盤おこし」でうさぎ跳び楽々にビックリ!!
e0181546_10303173.jpge0181546_1031353.jpg
古武術そのものではなく、古武術の身体の使い方に興味があって、半身動作研究会に、ここのところは月1回のペースで参加している。とくに歩き方について学んで、「歩きのスペシャリスト」になれないものかと夢想しながら(笑)。

自分の「姿勢」については、他人からも言われていたし、自分でも良い方だと思っていた。しかし、どうもそうではないことに、講習の過程で気づかざるを得なかった。とくになかなか癖が抜けないのは、膝が内側に入ってしまうこと。これはまた機会があれば触れる。

もっとも衝撃的だったのは、半身動作件研究会主催の中村考宏(たかひろ)先生の「骨盤おこし」の講座。
私は正座も20~30分くらいなら問題なくできるし、座り方としては正座の方が楽だと感じてはいた。ただ、坐骨結節が踵に当たって痛い。椅子に座っていても同じ痛みが残るようになっていた。

中村先生によるとそれは骨盤が後傾しているからだという。踵と坐骨結節がぶつかるのは骨盤が後傾して坐骨結節が下を向いている証拠。本来は坐骨結節は座面に対して平行な方向を向いていなければいけない。それではということで上体を前掲させていって、ここが本来骨盤立位の位置と言われた位置はというと、感覚的にはお腹の側に三角定規の30°の角を当てたんじゃないかというくらい。思わず「この状態から上体が真っ直ぐに立つものなんだすか?」と聞いてしまった。本来はそういうものなんだそうです。

そう簡単には修正がきくわけはないのですが、できる範囲で骨盤を起こすことを意識していと、ああなるほど、と思えるところは卑近な例ですけど、いくつかあります。

①椅子に座っているときに、足を組む気にならない。必要性を感じない。

②自転車に乗っているときにお尻がずり上がらない。
  通常の乗り方してると、お尻が徐々にサドルの前方にずり上がって
  しまうのだけれど、それが起きない。

③ゴムの緩んだ靴下を履いても、ずり下がってこない。
  これは骨盤おこしの関連で足指を握るということをやりながら
  歩いてみると、ということですけど。

それからこれは推定だけれども、骨盤立位になると自然と腹式呼吸になるという話もあるが、少なくとも腹式呼はやりやすくなるのは間違いないように思えます。
さらにおそらく便通もよくなるのではと思われます。

で、うさぎ跳びの話。
20日(金)の半身動作研究会の「骨盤おこしセミナー」に参加。いろいろやるうちに、しゃがみこんだ体勢で骨盤を立てることを意識して、腰をポンと落とすと、その反動で身体が跳ね上がる。これが本来のうさぎ跳び、と言われてビックリです。

最近では膝を痛めるということでやらなくなってるようですが、我々の中高時代はよくやっていた。あの時のつらさはなんだったんだ、と叫びたくなるくらい楽ちん。正確な説明になっているかどうかわからないが、ハムストリングスのバネの力を使っているだけなので、大腿四頭筋とか脹脛とか膝の力を必要としないとのこと。
いやはや、うさぎ跳びで世界一周してもいいかと思えるような衝撃でした。

上に紹介した本は、左が中村考宏先生の著書、右が最近出た奥様の中村よし子さんの著書。ご一読をお奨めします。
又聞きですが、最近の女性で骨盤が後傾し過ぎていて、洋式便器に座って小用を足す時に、お小水が便器の外に出てしまう方がいるとのこと。これまたビックリな話でした。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2012-07-23 11:24 | 歩行術・古武道
一人ナンバ歩き大会~葛西臨海公園へ
e0181546_16151998.jpg昨日は久し振りに思い立って、北区の自宅から荒川沿いに葛西臨海公園までウオーキング。思い立ってと言っても、実は先々週末に実行しようと思ったのだが、グズグズしていて「発進」出来なかった。土曜は雨だったが、日曜は晴れでしかも気温も高いとの予報。ここで行かないと、今年はもう根性を失くしそうだったので、えいやっ!!、と出かけた。
iPad2で荒川に架かる橋をポイントにしつつ、東京スカイツリーの写真を添付してTWITTERに投稿しながら歩いた。なので、ここでは空の写真を中心に書いてみます。最初のは日曜朝の我が家の窓からの写真。

e0181546_162579.jpg右の写真は堀切橋での空と雲。

今回の主目的は「憂さ晴らし」(笑)。溜め込んだ鬱憤を発散するための、いわば「やけ歩き」。気温も高いので愛用のサンダル様ウオーキングシューズ「ウエーブリバイブⅡ」を履いて。とはいうものの、いちおうチェック点はある。

①歩き終わっても大腿四頭筋、脹脛に筋肉痛が無い。
②同様に足裏に肉刺(まめ)を作らない。
③適当な下り坂をブレーキを掛けずに駆け下りる。
④調子がいいようなら、何回か小走りしてみる。
⑤上記も含め、長距離歩行で全体的に足に何か不調が生じないかどうか。

e0181546_16354594.jpg左は葛西橋からの風景。

①についてはほぼ問題なし。
②については9月末の山歩きと履物の関係で、まずき問題ないだろうと思っていた。が、歩くにつれて、まずは右足裏の親指の根元にもしかしたら肉刺かもという違和感。やがて同じく踵に違和感。目的地に近づいた頃、今度は左足裏の小指のあたりに違和感。帰着後チェックしてみたら、やはり右足踵と左足小指の辺りには肉刺ができてました。これじゃあまだまだですなぁ。

e0181546_16472863.jpg右は荒川河口の写真。首都高が大きくカーブしている。

③は一度だけやってみた。というか一度しかできなかった。下り坂は速度を抑えようとすると膝を含め脚に負担がかかる。脚に負担を掛けない方法は、ブレーキを掛けずに脚の回転で対応するのがいいらしい。で、やってみたら直ぐに右脹脛に違和感。筋肉痛というよりは筋を痛めたような感覚。歩けなくなるような痛みではないのだけれど、これはまだまだ身の程知らずでした、と1回でギブアップ。

④については③の絡みも有り、その気が湧いてきませんでした(苦笑)。

e0181546_1656253.jpg⑤の全体的な問題としては、まずは違和感のほとんどは右脚に絡んでいるということ。足裏の接地の仕方に難があるというのが実感。それとどうしても、とくに右脚は地面を蹴ってしまう癖がまだ抜けていないということのようだ。

それから終盤には左右の足首に違和感が出てきた。これも別に痛くて困るというほどの問題ではないけれど、負荷がかかってきしんでるような感じ。比較的問題が無かった左脚も含めて、まだ蹴って移動するというのが残っているということかも知れません。

久々に長い距離を歩いてみると、歩行のスペシャリストへの道のりはまだまだ遠いということを自覚できますですねぇ(苦笑)。

最後の写真は葛西臨海公園駅前の噴水、そして観覧車越しの夕景。実は噴水の真ん中にもう少し高い水柱があったんですが、シャッターを押す瞬間に止まってしまいました。シャッターを押す「決定」をしてから、実際にシャッターを押すほんの短い間の出来事ですから、まぁタイミングというのは笑わせてくれますね。

ちなみに9:56に家を出て、葛西臨海公園に着いたのが15:40前後。5時間半強の行程でした。ただ写真を撮ってツイートしながら、そして休憩もしましたので、実際に歩いていた時間は5時間程かなと。時速5kmくらいでは歩けていると思えるので、総距離は25km強ではないかと思われます。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-11-21 17:13 | 歩行術・古武道
走るために生まれた BORN TO RUN/№5
e0181546_9564372.jpg本の紹介のつもりが、個人的な備忘録みたいになってきてしまいましたね。今回はの画像はネタ切れになったので、以前「ランナーズ・ハイ」で検索した時に拾ってきたものを。

人類が「立ち上がった」のは、呼吸をやりやすくするため、そして速さはないが長く走り続けるため。つまりは動物性たんぱく質を摂取するために「持久狩猟」をするためなのではないか、という仮説にようやく辿り着きました。

それではそれが実際にできるか証明できるかというと、これはなかなか難しい。その「言い伝え」はあちこちで見つかる。でも実際にそれをやれる人々はもう残っていなかった。

それではということで、ある人物が自分でやってみることにした。ワイオミング州で狙いをつけたレイヨウを追いかける。レイヨウだって命がかかっている。単に逃げるだけではなく、群れの中に紛れて個体を特定されないようにする。見事に失敗。

やはり実証は無理かと諦めた頃、実際に体験したという人間が現れる。ブッシュマンの、しかも近代的生活からの反乱分子、カラハリ砂漠でたった6人しか残っていなかった真のハンターに巡り会い、生活を共にした「数学者」。

「数学者」は彼らと行動することで学ぶ。シマウマの糞の山を見て、どの糞がどのシマウマのものか判断できるようになる。腸内の隆起や溝によって排泄物に固有のパターンがあるらしい。

足跡等の痕跡が無い場合は「行き先を予測するために動物になったつもりで考える」ことで、行動する。「推論的狩猟」と言うらしいが、これが人間の脳を高度化させた要因ではないかという説もある。

ブッシュマンたちはグループで動き、狙った動物を追う。森に隠れると、一人が動物たちを直ぐに日向へと追い立てる。群れは散集を繰り返すけれど、狙った個体の後ろに回りこみ孤立させ、休ませない。狙いの個体に迷ったら、足跡を調べ追跡対象を絞りなおす。こうすることで、「狩」が成立する。

Born To Run 人間は走るために生まれた。まだまだこの本からのメッセージを伝えたいことは沢山有るのだけれど、尻切れトンボに近いかもしれないけれど、ここで一区切りにします。個人的には、今いかに楽に歩けるかを試行中ですが、比較的に上手く歩けていると感じる時は、だんだん小走りになりたくなってきます。

ふと思うと、子供たちというのはやたらに走りまくっている。自分もそうだった。ならばやはり人間はもしかしたら歩くよりも走るほうが得意なのではという気もしてきました。これも今ふと気付きましたが、「競歩」ってあまり自然な動きではない気もしますし。

ちなみに私が小走りになりたくなる時に履いているものは雪駄とか、何度か紹介しているウエーブリバイブというサンダル状のウオーキングシューズ。やはり「鼻緒」というのは重要な気がします。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-11-18 10:49 | 歩行術・古武道
走るために生まれた BORN TO RUN/№4
e0181546_1162185.jpgさて、このシリーズ書き込み、今日で終われるのか(苦笑)。写真はタラウマラ族(本来はララムリ族)を取材したDVDがあるらしい。ちょいと高いけど内容見てみたい。

人類は走るために必要な身体的な構造を持っている。何故なのか?

どう考えても他の動物と比較して早いとは思われない。チーターとか馬と競争して勝てるとは思えない。でも、距離を加味したらどうか。短距離では無理だけれど、長距離走ならどうであろうか。

チーターの走り。地面を蹴る時に思いっきり身体を伸ばし、接地の時に身体を丸める。これは接地の時に内蔵が肺に食い込み空気を吐き出し、身体を伸ばした時には内蔵が後方にスライドして空気を吸い戻す、という動き。つまりは1スライドで1呼吸しかできない。調べると、走る哺乳類は例外なくそのサイクルに縛られていた。例外はただ一つ。

毛皮をまとった動物たちは体温調節システム全体がが肺に託されている。人類は発汗によって体熱を発散できる。それは進化史上最高の「空冷エンジン」。走る哺乳類は体内の熱を口から吐き出せなくなった時点で動きを止める必要があるが、人類は汗をかき続ける限りは前進出来る。

つまりは短距離のスピードでは適わないにしても、ある個体を執拗に追い続けることが出来れば、狙われた個体は熱中症で倒れてしまう。

ホモ・エレクトゥスの登場は200万年前。弓矢の発明は2万年前。槍の穂先が出土するのは20万年前。武器がなければ狩猟ができないと仮定すると、出現してから180万年程は人類は全くの「草食系」だったことになってしまわないか。

そうでないとすれば、何らかの方法で狩をやっていたことになる。それが「持久狩猟」なのではないだろうか。

*******************************
ということで、結局今日も終わりませんでした(苦笑)。う~ん、なんともですが、続きます。きっと明日まで…じゃないかな…
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-11-17 11:50 | 歩行術・古武道
走るために生まれた BORN TO RUN/№3
e0181546_10172543.jpgそういえば、先日のNHK杯フィギュアで「BORN TO RUN」という曲で演技していた選手がいた。曲があるくらいだから結構話題にはなっていたのかな。写真は「BORN TO RUN」の英語版。

さて、人類は地球上のどの生き物よりも上手に空気を吸うために「立ち上がった」。何故?

一般的には種は自分が得意なことに応じて進化する。人類は拳を地面から話したことによって、本来の速さと上半身の力をなくした。何故?

強さと速さを同時に手放すのなら、進化上の見返りは? その代わりに驚くべき何かを手にしたとは考えられないのか。そうでなければ、人類はより弱い生き物に進化したことになってしまう。ネアンデルタール人はホモ・サピエンスより体力も知力も優れていたと考えられている。が、生き残ったのは後者。何故?

動物を走るものと歩くものに分類する。前者は犬とか馬、後者には豚やチンパンジーが入る。チンパンジーと人間はDNA配列の95%は共通とわかっている。形態上の違いを当たってみる。

まずはアキレス腱。これは人間にはあるがチンパンジーには無い。
土踏まず。これも人間にはあるがチンパンジーには無い。
つま先。人間は短くて真っ直ぐ。チンパンジーは長くて広がっている。前者は走りやすく、後者は歩くのに適している。
大臀筋。人間にはたっぷり、チンパンジーにはないに等しい。
項靭帯。人間にはあるが、チンパンジーには無い。豚にもないが、犬や馬にはある。

項靭帯は動物が早く動く時に頭を安定させる働きしかなく、歩く動物には不要。大きな尻も必要なのは走る時だけ。上半身の動きにつられて前に転倒するのを防ぐためにある。アキレス腱も歩く時には何の用もなさない。

400年前の猿人、アウストラロピテクスにはアキレス腱はなく、その痕跡は200万年前のホモ・エレクトゥスから見られる。さらに頭蓋骨には項靭帯が収まる浅い溝が発見された。

***************
ここでまた力尽きました(苦笑)。ここまでが、どうやら人間が二足歩行を始めたのは「走る」ためだったのでは、という推定。個人的な興味が強過ぎて、掻い摘んでいるつもりが結果的にかなり詳しい内容になっちゃってます。これは著作権法に触れるかな?(苦笑)。で、またまた「つづく」です。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-11-16 11:12 | 歩行術・古武道
走るために生まれた BORN TO RUN/№2
e0181546_10405459.jpg本来はタラウマラ族の人たちと現代人の「駆けっこ」に興味があって読んだんだけれど、読み進む中でそれ以上に興味を惹かれたのが本の題名に関すること。「走るために生まれた」の主語が人類であり、二足歩行の起源に関する魅力的な仮説が述べられていることだ。

ユタ大学の学生がウサギの解剖をしていて、奇妙なことに気付く。哺乳類の腹筋は強固なものに繋がる必要があるため、例外なく腰椎に根を下ろしている。だがウサギは横隔膜にくっついている。何故か。

武器を持たないウサギが捕食動物から逃れるためにはにが必要か。初めはスピードに関連しているのではと考えを進めるが、スピードをもたらす要因は他の猛獣と共有しているため、違いを見出せない。では観点を変えて、どうしたらスピードが落ちるのか、という方向から考え直す。その一番の方法は呼吸を妨げることだということに辿り着いた。

つまりはウサギはその身体の構造により、800mほどしか維持できないけれども72km強のトップスピードでで走れる。クーガー、コヨーテ、キツネはもっと長く走れるが時速は64km程度。このスピード差を活用して、追撃から逃れて安全な場所に逃げ込むことが可能になる。

とすると、哺乳類の身体で大事なのは空気を取り込むこと。それが人間の身体のあり方を決めたのではないか。二足歩行を始めたのは呼吸をするため、喉を開け、胸を膨らませ、地球上のどの生き物よりも上手に空気を吸うためなのではないか。

**********
いやいや力不足です。最終的に書きたいことの1/3もいかないところで、終わります。かなり要約したつもりでも、こんなに長くなってしまいました。この分だとメインの所が短くなってしまうかも知れませんが、とりあえず続きます。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-11-15 11:30 | 歩行術・古武道
走るために生まれた BORN TO RUN
e0181546_16114493.jpg何時頃からかは覚えていないし、どこまで遡る昔かはわからないけど、昔の人は現代人より早く走れたのではないかと、根拠も無く思っていた。例えば江戸時代の飛脚なんてのは、今のマラソンランナーより早く走れたんじゃないか。ただし、大分以前にはなるけれど、ネットで当たった限りではそんな記録は出てこない。ただ古武術の甲野善紀氏に関連する本を読むと、「伝説」としていくつかの話が出てくる。

一例を挙げると、仙台藩に源兵衛さんという早駆けの達人がいて、早いときは江戸から仙台まで陽のあるうちに着いてしまったとか。東京・仙台間というと350kmほどらしい。陽のあるうちにというのも、夏至の辺りだと14時間ほどあるから、それで単純に割ると時速25km。マラソンの42.195kmを2時間6分で走ると時速は丁度20kmになる。世界記録は2時間3分台に入っているが、それでも平均時速は20.5kmほど。「伝説」なので信じるか信じないかという問題はあるけれど、私は本当なんじゃないかと思っている。

以前テレビで、中南米だったと思うが、矢鱈に長い距離を走る民族がいるというのを見た。その時、どれくらいの距離をどれほどの時間で走っているのか知りたくて凝視していたけれど、その点については何もなかった。見落としかもしれないけれど、もしかしたらあまりに早すぎで「放送倫理コード」に引っ掛かったんではと疑った(笑)。

最近、「走るために生まれた」という本があると聞いて、早速読んでみた。面白かったです。以前テレビで見たのもこの民族のことだったようですが、米国との国境に近いメキシコ領の銅峡谷呼ばれる奥地に住むタラウマラ族が出てくる。

彼らと足自慢の「文明国」人との競い合いの話、シューズメーカーに対する批判、そしてなぜ人間が二足歩行を始めたかの仮説の3本柱になっている。それぞれ面白かったけれど、とくに最後の二足歩行に関する仮説にとても興味を惹かれた。

それを書くつもりでPCに向かったのだけれど、ここまでで既に力尽きました(苦笑)。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-11-13 16:47 | 歩行術・古武道
ナンバ歩き考/歩行には草鞋?
e0181546_11235292.jpgもともと歩くのは嫌いじゃなかったけど、歩き方を意識して歩くようになったのはここ数年。もう10年ほどにもなるかもしれない。個人的に別途「正心調息法」という呼吸法の講習会を主催しているが、その創始者・塩谷信男博士が著書の中で唯一運動に触れているのが歩き方。該当著書が今手元で見つからないので、記憶の範囲で書くと、腕の振り方はあまり考えず、足裏で大地を掴むような感覚で、「丹田・丹田、足心・足心」と心の中で唱え、そこを意識しながら歩くといいという。

「丹田・丹田、足心・足心」は今の所、まだよく、というかほぼ分からない。歩き方という面では、これはかんじきを履いて新雪の上を歩くようなやり方かなと思った。そのうち「ナンバ歩き」というのを知って、きっとこの事なんだろうと推測した。

当初は「ナンバ歩き」というのは、前かがみで摺り足で歩けばいいのだろうくらいの認識でスタート。20km超のウオーキング会等にも何度も参加した。この頃の問題点は足裏に出来る「豆」。潰れても歩いているときはいいのだけれど、到着後は足が棒のようになって、その状態では潰れた豆も痛い。

で、豆はどうしてできるのか調べたら、湿気と擦れとあった。

湿気というのがピンと来なかったけれど、要するに「蒸れ」。対策として、あるところでは靴下等を着けずに靴を履くというのを実践しているところもあった。

じゃあ「擦れ」はどうして起こるのかと自分なりに考えてみたら、足の皮膚と靴下で、そして靴下と靴で起きる。とすれば、前述の「裸足で靴」は理屈に合っていそうだ。

e0181546_11415258.jpgじゃあ、もっと湿気と擦れが生じない履物はなんだろうと考えると、自然と「裸足」というところに考えが及んだ。それなら蒸れないし擦れない。とはいうものの、いきなり裸足は難しかろうということで頭に浮かんだのは「草鞋(わらじ)」だった。

おぼろげな知識として鼻緒の効果というのを聞いていた。草鞋ならば、足に固定されるし、例えば足袋を履いてもずれ難いし、蒸れにくそうだ。ただ実際に使ってみての限界は、歩き方にも拠るのかもしれないけど、草鞋はアスファルトと相性が良くない。すぐ擦り切れる。理想は草鞋にゴム底を装着したハイパー草鞋。だれか作ってくれないものかと。

まだそう思っているのだけれど、それが実現するまでは、現状の私のニーズとしては、このウエーブリバイブⅡはピッタリかなと思ってます。写真のように鼻緒が有り、その先が一段落ちているので指を丸めやすい。マジックテープ利用で自分の足に合わせた固定が出来るし。当分愛用できそうです。ただ、冬はどうしようか悩み中。例えば足袋を履けば寒くないレベルなら、冬も愛用したいところです。

ちなみに今日の写真2枚は、下記からの無断借用です。
http://www.mizuno.jp/walking/event/w_revive/product.html
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-10-08 11:59 | 歩行術・古武道
ナンバ歩き考/やっぱりこれは事件です
e0181546_22165239.jpg早く書こうと思ったけど、あれこれで遅くなってしまいました。
9月25日(日)と26日(月)に一泊で従兄弟達と年一度の山歩きに。標高2000mのランプの宿「高峰温泉」に1泊して、初日は水ノ塔山から東籠の塔山に抜けて池の平湿原に降りるコース、2日目は表コースでトーミの頭から黒斑山に登り、中コースで降りるコース。

従兄弟連は山登りの重装備で、それなりにいろいろ考えたつもりではあるけど私だけ軽装備。我が履物は上記の写真のウエーブリバイブⅡ。
(http://www.mizuno.jp/walking/event/w_revive/)
わらじの要素を取り入れたサンダルのようなウオーキングシューズ。おそらくこのほうが登山靴より歩きやすいのではと試してみたが、実に軽快。従兄弟たちにも心配されたけど、つま先が足の指にぶつかることもなく、何の支障もないまま歩けました。

e0181546_2235313.jpg当初の見込ではハイキング+αくらいの楽なコースと判断していたのだけれど、実際は岩ゴロゴロで登りも急な所もある。部分的には手も使って登らざるを得ない所も。従兄弟たちは喘いでいたのだけれど、私一人は平気の平左。息もそんなに切れない。

2日間を通じて、本人もビックリなのは、とにかく筋肉痛は一切無い。日頃なるべく歩くようにはしているものの、別に毎日歩いて鍛えているわけではない。一昨年の箱根旧道登り、昨年の尾瀬歩きの時はなんでこんなに上りが楽なんだろうと思ったけど、今回はもう日頃心がけている「ナンバ歩き」の入口には辿り着いていることは間違いなさそうだと確信しました。

とにかく腿の前の筋肉(大腿四頭筋)や脹脛に一切筋肉痛が無い。これは自分にとっても「事件」でした。そこに筋肉痛がないということは、その部分を使っていないということになる。これはナンバ歩きを学ぶ中で目指していること。

条件は良かったのかもしれません。
日頃平地を歩くと、どうしても早く歩きたくなり、結果的に後ろ足で蹴り出す形からなかなか抜けられない。今回は基本的に坂を上っているのと、しんがり、ないしは後ろから2番手で歩いていたので、従兄弟のペースに合わせてゆっくり歩けばいい。件の履物で足裏全体で接地する感触を確かめながら歩ける。上りも下りもなるべく段差が少なくなるルートを選んで、そのためには一歩でも二歩でも増やして歩くことを心がけていた。結果、ある程度理想的な歩き方が出来ていたのかもしれません。

そのせいか平らなところが少しでも続くと小走りしたくなる。途中、写真を撮っていたりして少し遅れたときは実際そうしてみたし、山を降りてきてもう終点間近と感じられるところまで着いた時もそうしてみたけど、実に爽快。何時までも走り続けていたいような気分でした。

ただし、服装はやはり考えが甘かった。まだ9月、少し高い所とはいえ、長袖は着てるし、その上にトレーナー、または薄手の綿のジャンパーのどちらかを着れば充分だろうと思ったら大間違い。両方来ても寒いくらい。ただ動いていれば身体は問題ないレベルでしたが、初日の15時頃、池の平湿原周辺ではとくに足が冷たかった。そこから宿まではゆっくりした下りなので、それこそ小走りで行って、早く温泉に浸かりたいくらいでした。これは失敗談であります。
[PR]
by kurijin-nichijo | 2011-10-04 23:16 | 歩行術・古武道


by kurijin-nichijo
プロフィールを見る
画像一覧
カテゴリ
全体
HYPONICA
正心調息法
世迷言
歩行術・古武道
自己紹介
地球交響曲
TIMEDOMAIN
東京都北区
がっこう・プレーパーク
音楽
旅日記
映画・芝居
時事
歴史
未分類
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
希望の国~救いようのない未来
from 黄昏の冬じたく
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧