栗栖増人来兵衛日乗

いろいろやりすぎて収拾のつかない栗栖増人来兵衛の好き勝手な日記
「キッズ・リターン 再会の時」他
e0181546_10483611.jpg昨日、試写会に行ってきた。「原案:ビートたけし」なんてことも知らずに。

余計なことを考えずに観られる、いい映画だったと思います。
5年の刑期をを終えたヤクザのマサルと、久し振りに彼に会ったことで、一度諦めたボクシングにもう一度挑戦しようとするシンジという若い同級生二人の物語。

住む世界が違うことはお互いにわかりつつも、心を通わせ続ける二人。やがてシンジの日本タイトル戦の日を迎える。映画のではなく、ストーリー上のラストシーンはとてもいい絵だと感じました。なにが起きたのかをお互いわかった上でのあのポーズ。過剰なものが何もない素敵なシーンでした。

倉科カナさん演じるシンジの彼女の立ち位置の、二人からの距離感もなかなかミステリアスで好ましかったです。

ついでながら7~9月に観た映画の感想を。

e0181546_11131794.jpg「終戦のエンペラー」

評判を聞いて観てみたのですが、私にあまりピンとこなかった映画です。主な要因は、マッカーサーがどうして始めから昭和天皇の責任を問わないことを前提に資料、証言を集めるよう部下に指示したのかが、映画の中ではよくわからなかったところにあります。あるいは私が見落としたところが有ったのかもしれませんけれど。それでもマッカーサーと天皇の会見の場面では、ウルッと来ました。


e0181546_112059.jpg「許されざる者」

TVCMでも流れていて、試写会にの同行者は面白かったとの感想。小池栄子の演技も評価してました。
が、私にはなんとも物足りない映画。設定に無理が有ったり、配役に疑問符が付いたり、という感想です。妹女郎の顔を切り刻んだ男たちへの復讐のために、女郎たちが千円の賞金を懸けるのが経糸の物語。
が、です。明治初期と思われる当時の貨幣価値にたいする実感は乏しいものの、女郎数人で直ぐに千円集められるのなら、その当時でも女郎から抜けられたんではないだろうか。
特別協力なのか、配役もよくわからない。折角、國村隼が出てきながら、顔見世程度ではない役ながら、この扱いなら他の役者さんでも良かったのではないかという気がする。小澤征悦さんは賞金を懸けられ追われる役。こっちはほとんど顔見世に近い。主役の渡辺謙さんも、一度止めた人切稼業に戻るときの葛藤があまり描かれていない。
そんなこんだで、なんか中途半端な映画に思えました。


e0181546_11361841.jpg「共喰い」

たしか芥川賞受賞作の映画化。
セックスの時に相手を殴る性癖のある父親。父親と同じ性癖を持つのではと悩む高校生の物語。映画としての評価も高いようだけれど、私には理解困難。つまらない映画だったとも思わないのだけれど、この映画を観る自分の立ち位置がわからない、っという感じでしょうか。登場人物の誰かに感情移入できる、ということが、良い映画の条件なのかどうかはわからないですが、自分の居場所がないように感じました。ただ、この内容が小説でどう描かれているのかは知りたい気もします。

以上
[PR]
by kurijin-nichijo | 2013-10-04 11:45 | 映画・芝居
<< 「永続敗戦論~戦後日本の核心」... Zaurusが死んだ >>


by kurijin-nichijo
プロフィールを見る
画像一覧
カテゴリ
全体
HYPONICA
正心調息法
世迷言
歩行術・古武道
自己紹介
地球交響曲
TIMEDOMAIN
東京都北区
がっこう・プレーパーク
音楽
旅日記
映画・芝居
時事
歴史
未分類
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
希望の国~救いようのない未来
from 黄昏の冬じたく
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧