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栗栖増人来兵衛日乗

いろいろやりすぎて収拾のつかない栗栖増人来兵衛の好き勝手な日記
走るために生まれた BORN TO RUN/№5
走るために生まれた BORN TO RUN/№5_e0181546_9564372.jpg本の紹介のつもりが、個人的な備忘録みたいになってきてしまいましたね。今回はの画像はネタ切れになったので、以前「ランナーズ・ハイ」で検索した時に拾ってきたものを。

人類が「立ち上がった」のは、呼吸をやりやすくするため、そして速さはないが長く走り続けるため。つまりは動物性たんぱく質を摂取するために「持久狩猟」をするためなのではないか、という仮説にようやく辿り着きました。

それではそれが実際にできるか証明できるかというと、これはなかなか難しい。その「言い伝え」はあちこちで見つかる。でも実際にそれをやれる人々はもう残っていなかった。

それではということで、ある人物が自分でやってみることにした。ワイオミング州で狙いをつけたレイヨウを追いかける。レイヨウだって命がかかっている。単に逃げるだけではなく、群れの中に紛れて個体を特定されないようにする。見事に失敗。

やはり実証は無理かと諦めた頃、実際に体験したという人間が現れる。ブッシュマンの、しかも近代的生活からの反乱分子、カラハリ砂漠でたった6人しか残っていなかった真のハンターに巡り会い、生活を共にした「数学者」。

「数学者」は彼らと行動することで学ぶ。シマウマの糞の山を見て、どの糞がどのシマウマのものか判断できるようになる。腸内の隆起や溝によって排泄物に固有のパターンがあるらしい。

足跡等の痕跡が無い場合は「行き先を予測するために動物になったつもりで考える」ことで、行動する。「推論的狩猟」と言うらしいが、これが人間の脳を高度化させた要因ではないかという説もある。

ブッシュマンたちはグループで動き、狙った動物を追う。森に隠れると、一人が動物たちを直ぐに日向へと追い立てる。群れは散集を繰り返すけれど、狙った個体の後ろに回りこみ孤立させ、休ませない。狙いの個体に迷ったら、足跡を調べ追跡対象を絞りなおす。こうすることで、「狩」が成立する。

Born To Run 人間は走るために生まれた。まだまだこの本からのメッセージを伝えたいことは沢山有るのだけれど、尻切れトンボに近いかもしれないけれど、ここで一区切りにします。個人的には、今いかに楽に歩けるかを試行中ですが、比較的に上手く歩けていると感じる時は、だんだん小走りになりたくなってきます。

ふと思うと、子供たちというのはやたらに走りまくっている。自分もそうだった。ならばやはり人間はもしかしたら歩くよりも走るほうが得意なのではという気もしてきました。これも今ふと気付きましたが、「競歩」ってあまり自然な動きではない気もしますし。

ちなみに私が小走りになりたくなる時に履いているものは雪駄とか、何度か紹介しているウエーブリバイブというサンダル状のウオーキングシューズ。やはり「鼻緒」というのは重要な気がします。
by kurijin-nichijo | 2011-11-18 10:49 | 歩行術・古武道
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