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栗栖増人来兵衛日乗

いろいろやりすぎて収拾のつかない栗栖増人来兵衛の好き勝手な日記
飼い猫「ロク」帰天
飼い猫「ロク」帰天_e0181546_14193412.jpg本日朝8時45分頃、入院中の飼い猫「ロク」(ほぼ10歳)が息絶えた。

友達の家でしばらく飼っていた子猫を娘が、親の承認も得ず強引に連れてきた。動物嫌いの我が父が逝って直ぐ、7月の終わりか8月の初めだった。飼ってしまえばそれなりに可愛いもので、隣の実家に住むことになった。

猫でも可能性有りと聞いて、初めの頃ハーネスを着けて外に連れて行ったことがある。近くの公園で地面に置いたら全身をブルブル震わせて動かない。ベンチの上に乗せても同じ。野良の時によほど怖い思いでもしたのかと思った。

ある程度成長してから困ったのは、とにかく内弁慶。抱こうとすると牙を剥く。自分の気に入らないと威嚇する。実家の母は何度も噛まれて血を流す。私も何度かやられた。飼い主に抱かせない猫がいるとは思わなかった。

基本的に屋内で飼っていたが、そのうち扉を開けることを覚えて、時たま逃亡する。そのたびに追いかけて家に追い込むのだけれど、抱き上げようとすると危険極まりない。怒りくるって、引っ掻く、食い付く。まぁ大分てこずりました。

それでもあまり野良猫とぶつかることもなく過ごしてきたのだけれど、先日初めて野良に「暴行」を受けた。背中の辺りにそうとうしっかりと噛み付かれたようだ。その後、そのショックでしょげ返っているようにも思え、母と娘は心配していたけれど、猫の喧嘩で一方が死に至るような怪我はさせないだろうと判断して、様子を見ていた。

結果的には判断ミス。傷も深めでは有ったようだが、それよりも野良の持っていた細菌が強力だったのか、敗血症を起こしていたとのこと。細菌が来れば対抗上増えるはずの白血球の数が全く増えず、その結果どんどん症状が悪化してしまったようだ。しょっちゅう他の猫と遊んでいると、免疫も出来るらしいのだが、たった一度の「接触」が命取りになった。

昨日、病院に連れて行ったときはもう瀕死の状態と診断。一晩入院したけれど、今朝空に帰っていった。猫を飼うのは二度目だけれど、最初のは私が小学生の時で、途中で他家に移住したので、大型動物の死に立ち会うのは初めて。入院費等々のことも考えると、ペットを飼うというのも相当の覚悟を持っていないといけないと実感しました。

それでもほぼ10年の間、一緒に過ごしてくれてありがとう。もう空には怯えるものはないからね。ゆっくりとおやすみ。
by kurijin-nichijo | 2011-05-04 14:59 | 世迷言
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