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栗栖増人来兵衛日乗

いろいろやりすぎて収拾のつかない栗栖増人来兵衛の好き勝手な日記
「プレーワーク」学文社
「プレーワーク」学文社_e0181546_21521033.jpg書籍の紹介。

「プレーワーク」
子どもの遊びに関わる
大人の自己評価

プレイ・ウェールズ
&ボブ・ヒューズ・著
嶋村仁志・訳
学文社/1,575円(税込)

嶋村さんは「めだか」の愛称で、永年プレーパークに関わっている。北区でのプレーパークにも何度も来てもらっている。その彼が訳したのが、この本。

その副題にあるように、子どもに遊びに関わっている大人が、自分の現状を自分でチェックできるようにするための基準を提案している内容。原文の所為か、訳がこなれていない所為か、文章がなかなか頭に入ってこないきらいはある。

ただその中でとても参考になったのは「遊びの大人化」という指摘。
「プレーワーカーは、自分の関わりによって子どもの遊びをコントロールし、大人化してしまう可能性がある」
ということに対する提起です。

これは一日プレーパークなどの現場でも、気をつけないと直ぐに陥ってしまうところです。子どもたちに何かをさせようとか、何かを用意しなければとつい考えがち。常設のプレーパークとは条件が違うというのは確かではあるけれど、大人というのは「何も用意しない」ということに耐えられない面がある。

それよりも一日プレーパークという「場」の中で、子どもたちが何をやり始めるのか、何に眼を輝かせるのか、それをじっと見つめていく姿勢が大切なのではないだろうか。自己反省も含めて、そうありたいと思う。
by kurijin-nichijo | 2010-02-15 22:18 | がっこう・プレーパーク
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