「止めろ! よせ!」じゃない視点
ノリタケ講演会の話の続き。
プレーパークに自閉症の子どもが来るようになった。ただ、来てはいても他の子どもたちに混じろうとするでもなく、ただひたすら水を撒いているだけだったそうだ。
それがある日、管理小屋から醤油のパックを持ち出して、滑り台の上に上って撒き散らし始めた。当然周りは「止めろ! 止めろ!」になる。ノリタケは汚れるということよりも「醤油がもったいない」という思いで、やっぱり「止めろ! 止めろ!」。
ところがそこにいた別のプレーリーダーが「あれは凄いね」と言ったという。なにが凄いのかというと、水を撒いている分には誰も文句を言わないし、他人と関わることもほとんどない。けれど醤油を撒くとなると、周りから抗議されるし、他人と関わらざるを得なくなる。つまり言わんとすることは、その自閉症の子が周りと関わろうとし始めたんだ、ということ。
それを聞いて「う~ん」と唸ってしまった。
自分がその現場にいたとして、果たしてそのプレーリーダーと同じ視点に立てただろうか。その子どもの心持ちが変わり始めていることに気づけただろうか。全く自信がない。
全てのプレーリーダーがそういう視点を持ちえているのかはわからないけれど、プレーリーダーという存在の必要性、重要性の一端を心に刻みました。
プレーパークに自閉症の子どもが来るようになった。ただ、来てはいても他の子どもたちに混じろうとするでもなく、ただひたすら水を撒いているだけだったそうだ。
それがある日、管理小屋から醤油のパックを持ち出して、滑り台の上に上って撒き散らし始めた。当然周りは「止めろ! 止めろ!」になる。ノリタケは汚れるということよりも「醤油がもったいない」という思いで、やっぱり「止めろ! 止めろ!」。
ところがそこにいた別のプレーリーダーが「あれは凄いね」と言ったという。なにが凄いのかというと、水を撒いている分には誰も文句を言わないし、他人と関わることもほとんどない。けれど醤油を撒くとなると、周りから抗議されるし、他人と関わらざるを得なくなる。つまり言わんとすることは、その自閉症の子が周りと関わろうとし始めたんだ、ということ。
それを聞いて「う~ん」と唸ってしまった。
自分がその現場にいたとして、果たしてそのプレーリーダーと同じ視点に立てただろうか。その子どもの心持ちが変わり始めていることに気づけただろうか。全く自信がない。
全てのプレーリーダーがそういう視点を持ちえているのかはわからないけれど、プレーリーダーという存在の必要性、重要性の一端を心に刻みました。
by kurijin-nichijo
| 2009-11-18 11:42
| がっこう・プレーパーク